DNF アップデート後に任意のアクションを実行する方法

Dandified Yum Enterprise Linux 9
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dnf-automatic で夜間に更新を自動化していますが、アップデート後に毎回不具合がおこるため、後から手作業で対応しているアプリケーション(パッケージ)がありました。

DNF post-transaction-actions Plugin を使って、アップデートの後処理を自動化したので記録しておきます。

環境

  • OS:AlmaLinux release 9.6 (Sage Margay)
  • ホスティング: ConoHa VPS(メモリ 2GB)
ConoHa VPS

アップデートで発生する不具合

OpenLiteSpeed(1.8.4-6)

アップデート後にサービスを再起動しないと、ウェブサイトが 503 エラーで見られない状態になる事態が連続して発生しました。

Rspamd(3.13)

設定ファイル置き場(/etc/rspamd/local.d/)の所有者が root に変更され、Web GUI(_rspamd ユーザー)から設定の保存ができない。

DNF プラグインの設定

プラグインをインストールする前に、導入されている DNF 関連パッケージの一覧を確認しておきます。

インストール

dnf-plugin-post-transaction-actions が入っていなかったので、インストールを実行します。

アクションファイルの作成

post-transaction-actions プラグインがインストールされると、/etc/dnf/plugins/post-transaction-actions.d/ ディレクトリが作られます。

このディレクトリ内にアクションファイル(.action)を配置する事で設定を行います。

アクションの書式

コロン(:)で区切って、パッケージ名:トランザクションの状態:コマンド の順に記述します。

DNF post-transaction-actions Plugin — dnf-plugins-core 4.4.2-1 documentation

OpenLiteSpeed

openlitespeed が upgrade されたら、サービスを再起動します。

Rspamd

rspamd が upgrade されたら、設定用ディレクトリの所有権を変更します。

ConoHa VPS

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