ConoHa の VPS で Kernel Panic に陥った際の対処方法

Kernel Panic CentOS 7
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突然 VPS に繋がらなくなった。

Web サイトも表示されないし、SSH でも繋がらない。

現象の確認

ConoHa の管理画面にログインし、サーバーからネームタグを選択し、コンソールを開いたところ Kernel Panic の画面で止まっていた。

対応

別窓のコンソールはそのまま開いた状態で、管理画面のボタンから再起動をかけます。

再びコンソールのウインドウに戻り、右上の再読み込みボタンを連打してブートメニューの画面が表示されるのを待ちます。(因みにこのときは 2 分程度かかりました)

一定時間が経つと最新版(3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64)で起動して再び Kernel Panic に陥るので、素早くカーソルキーの↑↓でメニューを動かし自動起動を防ぎます。

一つ前のカーネル(3.10.0-1160.6.1.el7.x86_64)を選択したところ、無事起動できました。

原因

調べてみると、新しいカーネル(3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64)の initramfs が生成されていないのが原因とのこと。

初期化RAMファイルシステムイメ-ジの確認

initramfs-3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64.img が存在しなかった。

また、grub.cfg の該当カーネルのセクションにも initrd16 の項目が記載されていなかった。

initramfs のイメージファイルを作成

以下のコマンドで 3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64 のイメージファイルを作成します。

grub.cfg の修正

3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64 のセクションの最終行に initrd16 の項目を追記。

 

再起動したところ、最新のカーネル(3.10.0-1160.21.1.el7.x86_64)で問題なく起動することができた。

結論

yum-cron で自動アップデートするのは便利だが、カーネルアップデートも自動化するのは危険かもしれない。

参考にしたサイト


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