Amazon Linux 2023 ではリポジトリバージョンが追加され、新しいバージョンが追加された場合にリリースバージョンを指定しないとアップデートできなくなりました。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 | # dnf update ================================================================================================================ WARNING: A newer release of "Amazon Linux" is available. Available Versions: Version 2023.3.20240108: Run the following command to upgrade to 2023.3.20240108: dnf upgrade --releasever=2023.3.20240108 ================================================================================================================ Dependencies resolved. Nothing to do. Complete! |
手動でアップグレードする場合は、以下のようにリリースバージョンを指定するか「latest」を指定すればアップデートすることができます。
1 | # dnf upgrade --releasever=2023.3.20240108 |
dnf-automatic を使って自動的に最新にしておきたい場合は、/etc/dnf/vars/releasever を新規作成し「latest」と記載しておくことで、常に最新版のリポジトリを参照することができます。
1 | # vi /etc/dnf/vars/releasever |
1 | latest |
ERROR: The request could not be satisfied
これでリポジトリのバージョンに悩まされることなく、dnf-automatic で最新のパッケージに更新されるようになりました。
※dnf-automatic の導入に関しては、下記の記事を参照してください。
また、AL2023 ではアップデート後に再起動が必要なサービスだったとしても、自動では行ってくれません。
smart-restart をインストールしておけば、再起動が必要なアップデートを検知して自動で systemd サービスを再起動してくれるそうです。
1 | # dnf install smart-restart |
再起動させたくないサービスなどは個別に指定できますので、ドキュメントに目を通しておきましょう。
ERROR: The request could not be satisfied
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