起動時に WebDAV をネットワークドライブとして自動マウントする方法はいろいろあると思いますが、今回は WSH(Windows Script Host)を使った方法を採用しました。
WSH で NextCloud をネットワークドライブに割り当てる
NextCloud のログイン情報をスクリプト内に記入しているので、最初にネットワークドライブへ接続する際でも資格情報のウインドウが出てこない点はメリットなのですが、デメリットとして平文の ID とパスワードが見られてしまう危険性があるという点には注意してください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 | Dim NextCloud, ID, PW, Drive, DriveName, WebDAV ' NextCloud の設定 NextCloud = "https://example.com(最後のスラッシュは付けない)" ID = "【NextCloud のユーザー名】" PW = "【NextCloud のパスワード】" ' ネットワークドライブの設定 Drive = "X:" DriveName = "NextCloud" ' 15000ミリ秒(15秒)待機してから実行する WScript.sleep 15000 ' マウント実行 WebDAV = NextCloud & "/remote.php/dav/files/" & ID & "/" Set objFSO = WScript.CreateObject("Scripting.FileSystemObject") If objFSO.DriveExists(Drive) = False Then Set objNetwork = CreateObject("WScript.Network") objNetwork.MapNetworkDrive Drive, WebDAV, False, ID, PW Set objShell = CreateObject("Shell.Application") objShell.NameSpace(Drive & "\").Self.Name = DriveName End If |
ファイル名の拡張子は「.vbs」で保存してください。
ここでは「NextCloud.vbs」としておきます。
スタートアップに登録
上記のスクリプトを「%appdata%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup」に配置します。
これで、Windows にログインして 15 秒後に、X ドライブに NextCloud が自動でマウントされるようになりました。
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