Adobe の Acrobat に AI アシスタントの機能が追加されましたが、機密情報をうっかりアップロードしたりしないように、機能を無効にしたいと思います。
確認したバージョン
- Adobe Acrobat Reader:2025.001.20428
- Adobe Acrobat Pro:2024.005.20428
手順
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/using/disable-generative-ai.html
Acrobat を起動し、メニューから環境設定を開きます。
「生成 AI」の項目から「Acrobat で生成 AI 機能を有効にする」のチェックを外しましたが、AI アシスタントの機能は無効にはなりませんでした。

レジストリを変更
「スタート」ボタンを右クリックし「ファイル名を指定して実行」から「regedit」と入力してレジストリエディターを起動します。
※管理者としてではなく、ユーザー権限で実行します。また、Acrobat が起動している場合は終了してください。
- レジストリエディターで「コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Adobe\Adobe Acrobat\DC\AVGeneral」のキーを展開します。
- 新規 > DWARD(32ビット値)を作成します。
- 「新しい値 #1」が作成されますので、名前の変更から「bEnableAV2」に変更します。
※値のデータは 0 のまま変更しないで OK です。

値を追加したらレジストリエディターを終了します。
動作確認
意図した通りになるか、Acrobat の動作確認をしていきましょう。
Acrobat を起動すると以前のレイアウトに戻っていて、AI アシスタントのボタンを消すことができました。

※再び AI アシスタントを有効にするためには bEnableAV2 の値を削除するか、値のデータを「1」に変更してください。
Active Directory で一括設定する場合
グループポリシーで配布する場合は、「ユーザーの構成」側のレジストリに追加します。

確認した環境では Acrobat Reader と Acrobat Pro が混在している状況でしたが、まとめて AI アシスタントを無効にすることができました。
参考にしたサイト
https://www.adobe.com/devnet-docs/acrobatetk/tools/PrefRef/Windows/AVGeneral.html
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